空間情報シンポジウム2020 開催に際して
はじめに、新型コロナウィルス感染症に罹患された方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い快復をお祈り申し上げます。また、治療や感染拡大防止に尽力されている医療従事者の皆様に対し、深い敬意と感謝を申し上げます。
さて、本シンポジウムは平成8年(1996年)に第1回を開催し、今年で25回目を迎えます。これまでも時代に合わせて内容は少しずつ変えて参りましたが、節目となる今回は、新型コロナウィルス感染症拡大の社会情勢を受け、初めてオンラインでの開催に踏み切ることと致しました。昨年までは大きなホールにお客様をお招きし、その年を代表するような方々に基調講演を頂き、中央官庁や大学での最先端の取り組みについて語って頂くことで、空間情報に関わる最新情報をお届けして参りました。また、ユーザー様にも導入事例を積極的にご発表頂き、併設展示では弊社および関係各社様の最新事例を並べることで、多くのビジネスチャンスが得られると、ご来場者様の多くにご満足を頂いていました。
今年はオンライン開催とすることで、Webサイトを会場として、
利便性の向上
オンライン開催では時間と場所に制限がありませんので、遠方であったり、業務都合などで時間が合わないなどの理由で、これまでご参加いただけなかったお客様にも、等しく情報発信・提供ができるようになります。お好きな時間、お好きな場所で講演をお聞き頂けます。
アーカイブ性の向上
これまでは、講演を後からご確認頂くために、講演者様の発表資料を冊子化したものをご用意しておりました。
オンライン開催では、講演は全てデジタル化されますので、聴講したい講演を何度でもご覧頂けるようになります。
テーマ設定
オンラインではコマ数に限りがありませんので、関心事の高い具体的なテーマを複数設定し、様々な方にご講演頂くことで、テーマの深掘りが行えるようになります。サイトオープンにあたりましては、まず「空間疫学」「高校地理必修化とGIS」の2つのテーマを設定しました。随時、他のテーマ開設にも積極的に取り組んで参ります。
これまでのフィジカルな開催の際は、併設展示の場で多くのお客様が弊社社員にじかに接することができました。お客様との触れ合いの場がないことには些かの寂しさもありますが、新たなタッチポイントの場を作る事ができ、大きな期待感を持っております。空間情報システムに関わる方に多数ご参加頂くことで、空間情報についての議論を深め、皆さまの活発な交流の場となれば幸いです。
7月吉日
株式会社インフォマティクス 代表取締役社長 齊藤大地
空間情報シンポジウム2020 テーマ
テーマ1:空間疫学とGIS
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空間疫学とGIS
新型コロナウイルス感染症による世界規模のパンデミックが引き起こされているなかで、感染の広がりを把握するとともに、感染源・感染経路を究明し、感染症への効果的な対策を可能にする空間疫学の役割が重要になって ...
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テーマ2:高校地理必修化とGIS
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高校地理必修化とGIS
長い間、高校「地理」は選択科目でしたが、2022年度からの高等学校の学習指導要領の改訂により、共通必履修科目として「地理総合」が設置されることになります。 「地理総合」では、 ・地図や地理情報システム ...
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テーマ3:マップマッチング
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マップマッチング
位置情報を取得する方法には、GPSを用いる方法(衛星航法)と、車の場合には車速・方位・加速度などのセンサーを用いる方法(自律航法)があります。これらの情報を元に算出した位置情報には多少の誤差が含まれて ...
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-Mappedin-施設内案内システム
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【動画】1分の1スケールの図面を実寸投影!GyroEye Holo(ジャイロアイホロ)のご紹介
HoloLens対応アプリケーション「GyroEye Holo」(ジャイロアイホロ)を活用すると、ゴーグル越しに図面を原寸大で表示することできます。建設、製造現場を変革する近未来型ソリューション、是非 ...
共催・後援団体/協力会社
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共催団体 一般社団法人地理情報システム学会 学会長からメッセージ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は全世界を混乱に陥れ,社会に大きな変容をもたらしました。空間移動や対人接触が制限されることで,様々なオンラインサービスが活性化し,これを支える地理情報と通信 ...
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