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ガッコム安全ナビ|地域の治安・安全情報をスマホで確認

ガッコム安全ナビで、地域の安全情報をいつでも手軽に確認

新型コロナウイルス感染症の影響で多くの学校が休校していたり外出自粛が続いている中、運動不足やストレス解消のため、散歩や公園での軽い運動を考える親御さんも多いのではないだろうか。

そんなとき地域の治安情報を把握するのに役立つのが、自治体や警察が配信する事件・事故情報だ。不審者による声かけや迷惑行為など、さまざまな治安情報を事前に知っておくことにより、子どもが街中を歩く上でのリスクを回避できる。

株式会社ガッコムが提供する「ガッコム安全ナビ」は、このような治安情報を集約し、地図上でわかりやすく可視化するサービスだ。同サービスは2016年12月にウェブ版が公開され、その後はiOS版やAndroid版も提供開始となり、散歩中にアプリの地図を見ながら、現在地周辺の治安情報を確認できる。

ガッコム安全ナビ

同サービスでは、自治体や警察などの公的機関が公開する治安情報を一括収集して、地図上にアイコンとして掲載することにより、現在地周辺の治安状況をひと目で確認できる。公的機関が発表する治安情報はフォーマットが統一されておらず、配信された情報の中から自分が知りたい情報だけを探すのには手間がかかるが、同サービスならば検索機能を使って簡単に情報を取捨選択できる。

アイコンの種類は「不審者」「声かけ」「暴行・暴力」「ひったくり」「窃盗」「器物損壊」「火災」「迷惑行為」など31種類が用意されており、各アイコンの表示・非表示を細かく選択できるため、自分が気になる情報だけを表示させることもできる。

31種類のアイコンを用意

アイコンを選択すると、不審者や犯人の特徴を示したアバターを確認できる。このアバターは「ガッコム安全ナビ」ならではのユニークな機能で、服装の色やマスク・メガネ・帽子などの装備品、自動車に乗っていることなどがわかりやすいアバターによって直感的に把握できる。なお、通常の地図は事件の種類を示すアイコンだが、地図上にアバターを配したモードにも切り替えることが可能だ。

不審者の特徴を示したアバター

アバターのモードに切り替え可能

このほか、グラフや表を使った事件・事故に関する統計情報も提供しており、事件の種類ごとに発生時間や報告曜日の分布、不審者・変質者の年齢分野や、特徴の色分布などを確認できる。検索機能も強力で、服装や容姿、時間帯などさまざまな条件を指定できる。新着情報のプッシュ配信機能やユーザーの投稿機能なども搭載している。

グラフや表を使った統計情報も提供

新着情報をプッシュ配信

アプリ版ではGPSを使って現在地周辺の治安情報を調べられる

「ガッコム安全ナビ」に収録されている情報は全国47都道府県をカバーしており、掲載事件数は40万にも上るという。提供元のガッコムは学校教育情報サイトを運営するベンチャー企業で、“教育データ×IT”をテーマとして、全国の保育園・幼稚園・小学校・中学校の情報を無料で提供している。各学校の通学区域や児童生徒数、教職員数、使用教科書などのデータや、利用者投稿の客観的事実に基づくリアルな学校情報を提供している点が特徴だ。

「ガッコム安全ナビ」は、このような教育関連事業から派生したサービスとして、事件や事故の被害者を少しでも減らすために、治安情報のインフラサービスを目指して取り組んでいる。この活動が評価されて、同社はオープンデータの活用コンテスト「アーバンデータチャレンジ2019」(主催:社会基盤情報流通推進協議会、公益社団法人土木学会、東京大学生産技術研究所、東京大学空間情報科学研究センター)において銀賞を獲得した。自分や家族が事件・事故に巻き込まれることを未然に防ぐためにも、このサイトをこまめにチェックしてみてはいかがだろうか。

■URL
ガッコム安全ナビ
https://www.gaccom.jp/safety/

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片岡義明(かたおかよしあき)様

フリーランスライター。ITの中でも特に地図や位置情報に関することを中心テーマとして取り組んでおり、インターネットの地図サイトから測位システム、ナビゲーションデバイス、法人向け地図ソリューション、紙地図、オープンデータなど幅広い地図・位置情報関連トピックを追っている。測量士。インプレスR&Dから書籍「位置情報トラッキングでつくるIoTビジネス」、「こんなにスゴイ!地図作りの現場」、共著書「位置情報ビッグデータ」「アイデアソンとハッカソンで未来をつくろう」が発売。

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